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皇海山・・・庚申山から鋸11峰を越えて(前編:お山巡りとコウシンソウ、庚申山荘泊) [山歩き]

2017年6月19日(月)~6月20日(火)
皇海山(すかいさん;2143.6m、【百名山】):栃木県日光市・群馬県沼田市

所属する山の会の有志4名(平均年齢68.25歳!)で庚申山荘から皇海山に登ってきました。コウシンソウの咲く時期に登りたいとタイミングを狙っており、梅雨入り後ですが、天気予報を見ながら二日間天気のよさそうな、この両日に行くことに決めたものです。

メンバーはSNさん・SYさん・Kさんと私の4名です。SNさんとSYさんはお二人とも勤めていた会社の先輩で、「つくば100キロウォーク」を完歩する100キロウォーカー。Kさんは毎週栃木市の太平山でトレーニングをしている健脚です。

1日目は、銀山平から庚申山荘まで行き、お山巡りコースを歩いて、見頃のコウシンソウを見て山荘に戻り、山荘泊の予定。
2日目は、早朝に庚申山荘を出発し、庚申山から鋸11峰を越えて皇海山に登り、帰りは六林班峠から庚申山荘に戻り、銀山平に下る予定です。
2日目はコースタイム11時間45分で、高齢者には超ロングコース。アクシデントで庚申山荘への戻りが18時頃になった場合はもう1泊庚申山荘に泊まる予定で出かけました。

1日目(2017年6月19日(月)):晴れ

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コウシンソウとコウシンコザクラ

歩いたコースと時間
銀山平キャンプ場駐車場(10:30)→一の鳥居(11:40)→庚申山荘(13:12-13:55)→お山巡り→庚申山荘(16:40)

銀山平の「かじか荘」は9月30日まで大改修工事で休業中。従来の登山者駐車場は使えず、少し下のキャンプ場駐車場からスタート。
素泊まりの山荘泊なので、荷物は多くなりますが、山荘までは林道歩きが長く、一の鳥居からの山道も歩きやすい道で山荘までは比較的楽に登れます。

抗夫滝や天狗の投石を通り一の鳥居に到着。鏡岩までの緩やかな道を歩いて、少し急な道となり、岩が多くなった登山道を、夫婦蛙岩、仁王門、旧猿田彦神社跡から庚申山荘へ。

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天狗の投石

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一の鳥居

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鏡岩 (鏡岩伝説の説明板とベンチあり。)

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夫婦蛙岩                                仁王門

鏡岩付近から上では、登山道の岩の横にクワガタソウが咲いているのをよく見かけました。

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旧猿田彦神社跡直下のヤマツツジ

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庚申山荘

庚申山荘で昼食のあとカメラとペットボトル1本の水だけを持って、「お山巡り」へ。
お山巡りコースの下の分岐のある旧猿田彦神社は山荘から僅かに下った所なので、山荘から反時計回りで回りました。

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お山巡りの分岐にある注意書き

丈の低い笹原の急斜面をジグザグに登り尾根を進んで、2連の梯子を登ると、岩場が近くなります。ここまでに登山道横の所々にシロヤシオが咲き残っていて、まだ綺麗な花も見ることができました。

岩場になるとコウシンコザクラが咲いている所が多く、少し進むと登山道の上の大きな垂直の岩壁が少し濡れた岩肌にコウシンコザクラがいっぱい咲いていました。その上をよく見ると少し離れたところにコウシンソウの群生があり、足場が悪い所を少し登って撮影しました。コンデジでは望遠も接写もピントが合いづらいので結構苦労して撮影。
(今回はロングコース歩きと危険なルートが多いので、荷物を軽くするためにデジイチは持参せず。)

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張り出した岩壁の下のルート

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コウシンコザクラ

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コウシンコザクラのややアップ

コウシンソウとコウシンコザクラ → 一枚目の写真

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コンシンソウのややアップ

ここでの撮影のあと、急斜面の下の吊り橋、急な岩場に取り付けられた鎖やハシゴを下って馬の背へ。馬の背のすぐ先のテラス状の岩の上で休憩。この岩の下がすぐに鬼の耳こすりで狭い岩の間のハシゴを下ります。
この下の次の急なハシゴ部ではすぐ横にハンショウヅルが咲いていました。その先には黄緑のハンショウヅル(トリガタハンショウヅル?)も見られ、周囲にはヒメウツギが多く見られました。

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ツリガネ岩(右上の亀岩はこの撮影地点からは良く見えず。真上を向いて撮影するのは足場が悪くやや危険。)

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馬の背

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鬼の耳こすり

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クワガタソウ                           ハンショウヅル

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トリガタハンショウヅル?                    ヒメウツギ

さらに天の浮橋、長い鉄ハシゴの下り、めがね岩、崖縁のトラバース、崩れた祠のある岩屋、屈んで潜る岩穴を通って庚申岩戸へ。
途中登山道の上の岩壁にコウシンソウの咲く場所あり。足元の不安定な斜面を登って撮影。

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めがね岩

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崖縁のトラバース

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コウシンソウのアップ

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屈んで潜る岩穴

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庚申岩戸(左の写真に写っていない所から上に登って中央の洞穴部の入口に祠)

庚申岩戸付近にもコウシンコザクラとコウシンソウが少し咲いていました。

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庚申岩戸付近のコウシンコザクラ

庚申岩戸から7,8分で庚申山と庚申山荘の分岐に到着。

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分岐(大胎内はこの分岐の庚申山方向(左)のすぐ上にありました。)

ここから庚申山荘まで再び急な斜面のハシゴ、崖縁の鎖場等を下って庚申山荘に戻りお山巡りの終了。
庚申山荘のすぐ上の平坦地にクリンソウの群生地があり、ちょうど満開で一面に綺麗に咲くクリンソウを見ることができました。

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ハシゴ、鎖の下りの道

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クリンソウの群生

岩の急斜面のハシゴ・鎖・ロープの道、崖縁のトラバース道が続き、息の抜けないお山巡りでしたが、コウシンソウ、コウシンコザクラの他にもたくさんの花を見ることができ、ゆっくり歩いて花とお山巡りを楽しむことができました。


当日現地の案内絵図は経時変化で良く見えなくなっていたので、以前の案内図絵の写真をネットから拝借致しました。

庚申山 お山巡りマップ  sky 130.png
お山巡り案内絵図
『ひらさんのHighトレッキング』、庚申山(2010.6.6)
http://hirasan.canada2194.com/koushinzan.html

「お山巡り」については、以下のサイト『足尾の風景』に分かりやすい解説があります。
http://www.shorebook.jp/ashi/yamakoshin2.html

この日の庚申山荘は、我々4名の他3名の方のみの宿泊で、ゆったりと宿泊することができました。(庚申山荘は素泊まりのみで1泊2,050円。布団あり。)

後編は、二日目の、
庚申山荘→鋸11峰→皇海山→六林班峠→庚申山荘→銀山平を歩いた記事です。

黒川鶏冠山・・・緑豊かな森歩き [山歩き]

2017年6月14日(水) 晴れ

黒川鶏冠山(くろかわけいかんざん):山梨県甲州市
標高(黒川山;1710m、見晴台;1716m、鶏冠山;約1705m)

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見晴台から北東方向の展望
(中央に山頂付近に雲の懸る北奥千丈岳、やや右に甲武信ケ岳の山域とその右に破風山、左端近くに金峰山。)


『奥秩父山塊、大菩薩連嶺に位置している。山梨百名山の一つである。また多摩川の源流(水源)に位置しているため山林は東京都水道局の水源涵養林(東京都水源林)となっている。
なお、同県の山梨市に漢字では同名の鶏冠山(読みは「とさかやま」、標高2,177m)が存在するので注意。』(Wikipediaより)


歩いたコースと時間
落合(8:36)→横手山峠と鶏冠山への分岐(9:39)→鶏冠山分岐(10:25)→鶏冠山(10:45-55)→黒川山(11:15)→見晴台(11:20-12:00)→横手山峠(12:27)→六本木峠(13:10)→梅ノ木尾根分岐(13:32)→柳沢峠(14:03)

所属する山の会の山行で、黒川鶏冠山を歩いてきました。
8年前の2009年11月15日に毎日新聞旅行のツアーで登ったことがあり、今回が2回目です。前回は今回と逆コースで柳沢峠から登って落合に下るコースでした。

今回は、晴れでしたが、富士山は雲に隠れて見えず。鶏冠山の山頂付近の岩混じりの急なアップダウンの他は緩やかな歩きやすい道が続き、新緑から緑がやや深まった森林歩きを楽しむことができました。

国道411号線道路脇の登山口から登山開始です。

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鶏冠山落合登山口

緑がやや深まった落葉樹林の中の緩やかな道を登り、横手山峠と鶏冠山への分岐から東に歩き、鶏冠山へ。

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緑が深まった落葉樹林の中の道

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苔むす岩の中の道

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鶏冠神社(鶏冠山)分岐

鶏冠山手前は短い距離ですが、岩混じりの樹林帯の急なアップダウンがあり、慎重に歩いて、鶏冠神社の祠のある岩稜の山頂へ。
この急なアップダウンの場所ではシャクナゲやイワカガミも咲いていました。

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鶏冠山手前の岩混じりの急なアップダウンの道

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鶏冠山 山頂

祠の上の岩場からの展望は良いのですが、富士山方向は雲で見えず。すぐ南の大菩薩嶺も雲が少し流れていました。

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鶏冠山から大菩薩嶺

黒川山三角点のある緩やかな丘のようなピークは樹林に囲まれて展望がないので、西に5分程歩いて見晴台へ。見晴台は狭い岩場になっており、見晴台とその下のグループに分かれて昼食。

見晴台から北東方向の展望 → 一枚目の写真

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雲の懸る北奥千丈岳付近(右)と金峰山(左)

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金峰山の五丈石のアップ

富士山方向には雲が懸っており、昼食の間に山頂の一部が雲の間から短時間見えただけでした。

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富士山方向の展望
(左に大菩薩嶺、右の緩やかなピークの上あたりが富士山)

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雲の間から僅かに山頂付近の一部が見えた富士山

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前回の見晴台からの富士山(2009年11月15日撮影)

黒川山から柳沢峠に下山です。カラマツ、ヒノキの植林帯の緩やかな道を下り横手山峠から六本木峠、梅ノ木尾根分岐へ。
途中の苔むす大岩の中の道を通り、花は少ないのですがワチガイソイウも見られました。

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カラマツの植林帯の緩やかな歩きやすい道

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横手山峠

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苔むす大岩の中の道

このあたりから下はホトトギスの鳴き声も聞こえ、ハルゼミの大合唱の中を歩きます。

梅ノ木尾根分岐から柳沢峠までの道は「水源地ふれあいの道」としてよく整備されており、歩きやすい広い遊歩道が続いています。この間は雑木林で所々に木の名札が付けられていて、それを見るとハウチワカエデ、オオイタヤメイゲツ、イタヤカエデのカエデ類やツル性のイワガラミも多く、秋には(10月末頃)には素晴らしい紅葉の森になりそうですね。

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梅ノ木尾根分岐の「ブナの道案内図」
(案内図の一番上側の道を歩いて柳沢峠へ)

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梅ノ木尾根分岐近くに咲いていた綺麗なヤマツツジ

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シャクナゲ                             ワチガイソウ

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ハウチワカエデ                            オオイタヤメイゲツ

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イタヤカエデ                           イワガラミ

奥白根山(日光白根山)・・・近場の高山トレーニング [山歩き]

2017年6月3日(土):晴れ時々曇り
奥白根山(2578m):栃木県日光市・群馬県利根郡片品村

ゴールデンウイークに時々登っている奥白根山。今年はその時期に腰痛で登れなかったので、近場の高山トレーニングとして登ってきました。

菅沼からの登山道は、樹林帯は残雪の道が続き、下りは軽アイゼンを付けた方が安全でしょうね。山頂付近は6月初めとはいえ、岩や木々に霧氷が付いているほど寒く、寒さ対策も必要ですね。
山頂からは会津や越後の山々は見えませんでしたが、日光や群馬方向の眺望は良く、富士山もなんとなく分かる程度に眺められました。

個人的には、体調や持病もあり、登りが苦しくて立ち止まって休むこと度々。今年の夏に計画している北アルプスや南アルプス登山のためには、体調管理と様子見登山が必要なことをしみじみと感じた登山でした。

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山頂から日光の山々と中禅寺湖

歩いたコースと時間
菅沼登山口(8:20)→弥陀ヶ池(10:10-15)→奥白根山(11:30-12:10)→避難小屋(12:50-55)→五色沼→弥陀ヶ池(13:40-45)→菅沼登山口(15:00)

8時前に菅沼登山口駐車場着。1,000円の駐車料金を支払って、登山届を提出します。下の駐車場はまだ空きもありましたが、今回は上の駐車場が空いていれば止めてみようと上の駐車場に行きました。上の駐車場は4割くらいの駐車率。
8:20から登山開始。

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上の駐車場(左奥)と登山口の案内板

谷筋から右に折れて少し急になった登山道を登ります。所々に僅かに雪が登る道を登って、左側の樹林の下が崖になったやや平坦地(冬道の落石の多い崖下の道の上あたり。標高1960m付近。)から雪の道が続き(途中、大きな岩の急斜面の登り箇所は、雪は一部なし)、弥陀ヶ池下までずっと雪道が続きます。
登りで雪も柔らかいので、軽アイゼンは付けないで登りました。

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ずっと続く雪道

弥陀が池まで0.9kmの標識から先の、傾斜面のトラバース道では左の斜面に滑り落ちないようにやや慎重に歩く箇所も数か所あります。

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トラバース道

トラバース道から右に回り込んで弥陀ヶ池に到着。弥陀ヶ池の近辺は、雪はほとんどなし。

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弥陀ヶ池と山頂方向

弥陀ヶ池から座禅山の鞍部までと鞍部からの登り始めは残雪がありますが、一段登った標高2280m付近から上の登山道には雪は全くありません。

ガレ場の急斜面の登りは休みながら登っていきます。

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ガレ場の急な登り

先をよく見ると左の岩に白いものが見えており、近づいてみると岩肌に生えた小さな木に霧氷が付いて真っ白に見えていたものでした。
登山道の周囲には、霧氷が割れて落ちた氷片があちこちに散乱していました。
北風がやや強く吹いて寒くなり、厚手のウンドブレーカーを着てルンゼに突入。

途中、振り返って来た方向を見ると、四郎岳と燕巣山の向こうに見える会津や越後の山は雲に覆われて見えませんが、丸沼や菅沼、弥陀ヶ池が綺麗に見えています。

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四郎岳(左)・燕巣山(右)と丸沼・菅沼・弥陀ヶ池

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ルンゼ岩壁の小さな木の霧氷

ルンゼ途中から右に曲がり大岩を登って先に進み、山頂方向の標識の下あたりでは、周囲の岩に霧氷がついてエビの尻尾になっていました。風が強くさらに寒くなりました。

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岩に付いたエビの尻尾

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同上 アップ

山頂方向標識から上では、風がやや弱くなって、寒さも和らいでいました。

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山頂方向標識と山頂(中央)

山頂付近は多くの人で大賑わい。山頂標識の周囲も入れ替わり立ち代わりの登山者。ここではゆっくりできないので、すぐ東のピークで小休憩と写真撮影。

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群馬県側の山頂標識と南西方向の山々

栃木県側の山頂標識と男体山・中禅寺湖 → 一枚目の写真
(山頂標識のすぐ右上が小休憩したピーク)

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同ピークより皇海山(左:さらに左奥は袈裟丸山)、赤城山(中央)、錫ヶ岳(手前右)

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同上 男体山と中禅寺湖

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同上 太郎山(左)から男体山(右)

このピークで写真を撮っていると、隣にいた小学生連れの男性が、少し前まで富士山が良く見えたと言っていたので、眼を凝らして富士山方向を見ると雲の中に雪を被る山の輪郭がぼんやりと見えているようなので、写真を撮って写真で確認することにしました。
家に帰って写真をよく見るとやはり富士山でした。

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かなりぼんやりと見えた富士山(コントラストを強く加工しました。)
(一番手前の黒く写っている山は皇海山の稜線の右肩。富士山に重なるすぐ右下のピークは雲取山。さらに右の三角ピークは大洞山。)

ここも人が多いので、昼食は避難小屋方向に下った風の弱い所で中禅寺湖や日光の山々を見ながら昼食。

昼食中にふと横を見ると鹿が餌を食べたそうに3.4mのところまで近づいてきていて、さらに近づこうとしています。少しあわてて、ストックを振って追い払おうとしましたがなかなか近くを離れず。
鹿を無視して食事をしていると、やがて離れて行きました。
登山者から食べ物を貰うことに慣れていて、食事中の人間に近づいているのでしょうか。

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昼食中に近づいてきた鹿

昼食後避難小屋方向に下ります。途中急斜面のトラバース道に残雪があり。ここがこの日最も注意して歩いた箇所でした。

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急斜面のトラバース道の残雪

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避難小屋手前

避難小屋から樹林帯に入ると、五色沼まではずっと残雪の道。

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避難小屋からの下り

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五色沼に出る

五色沼から弥陀ヶ池への登りの道も樹林帯は残雪が多く雪の斜面を登ります。
この登りは標高差7,80mですがいつも一番苦しい所です。

弥陀ヶ池に着くと山頂付近はもうガスの中。

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弥陀ヶ池

弥陀ヶ池からの下りはやや急な所もある雪道が続きますが、軽アイゼンを付けないで下りました。すり減ったビブラム底の夏靴では、途中スリップすることが多く、転倒も1回。転倒して手足の捻挫ということもあるので、この下りは安全のため軽アイゼンを付けた方が良かったと反省。

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雪道の続く下り

今回はトレーニングのつもりで登りましたが、樹林帯の残雪が少なくなって花が咲く時期に登りたいですね。


昨年の奥白根山登山の記事はこちらです。

再びコマクサの群生地を訪ねて (2016/7/24)
http://vert-yama.blog.so-net.ne.jp/2016-07-30

凍れる奥白根山 (2016/4/30)
http://vert-yama.blog.so-net.ne.jp/2016-05-05

奥白根山(日光白根山)からの展望図を紹介していなかったので、次回は展望図を紹介致します。

高原山(大入道・剣ヶ峰・ミツモチ)・・・シロヤシオの開花はまだわずか [山歩き]

2017年5月20日(土)快晴
高原山
大入道(おおにゅうどう;1402m):栃木県矢板市
剣ヶ峰(けんがみね;1540m):栃木県矢板市・塩谷町
ミツモチ(1248m):栃木県矢板市

月末の休日は、予定があって山に行けないので、少し早いかとは思ったものの、少しくらいは咲いているものもあるだろうと考えて、高原山にシロヤシオを見に出かけました。

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ミツモチ山頂下のシロヤシオ

歩いたコースと時間
大間々台駐車場(7:35)→小間々台(8:00-05)→大入道(9:15-20)→剣ヶ峰(10:35-40))→八海山神社(11:10-30)→見晴コース→ミツモチ分岐(11:50)→青空コース→ミツモチ(12:30-45)→やしおコース→大間々台駐車場(13:45)

7:15に大間々台駐車場に到着すると既に駐車場はいっぱいで駐車スペースがなく、駐車場の端の空きスペースに駐車しました。

大間々台から小間々台まで下って、大入道から剣ヶ峰を通って釈迦ヶ岳に行き、帰りは剣ヶ峰から見晴コースを下って大間々台に戻ってくるルートを歩く予定。

駐車場奥から小間々台に下る最初のウッドデッキの道から正面(北方向)には、日留賀岳・長者岳・大佐飛山・黒滝山の山並み、その右奥にはぼんやりと那須岳。
周囲のレンゲツツジは、全く葉も出ていない状態。

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小間々台へのスタート

小間々台まで緩やかな歩きやすい道を下って駐車場の近くまで来ると、トウゴクミツバツツジ「小間々の女王」の案内板があり、ネットで満開の花を大きな木いっぱいに付けた写真を見たことがあったので、駐車場から少し歩いて行ってみました。

大きな木ですが、今年は花付がかなり悪く、大きく広がった枝の下の方と上の方のわずかな部分にしか花や蕾が付いていないようです。
例年5月20~25日に満開になるようですが、この時期に蕾もないので今年は残念ながら一面鮮やかな花を付けた「小間々の女王」は見られませんね。
(小間々台の近辺のヤマツツジもまだ蕾でした。)

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小間々の女王
(写真中央と右上に花と蕾がある部分)

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上の写真の中央やや下(下の枝)の花のアップ

駐車場方向に少し戻って、大入道への案内板に従って歩き途中沢を2回渡って緩やかな道を登って行きます。

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笹の刈込をされた歩きやすい道

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新緑のカエデの葉

標高1250m付近からの急登部はジグザグの道となり、休憩しながらゆっくり登って大入道に到着。

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大入道

大入道からシロヤシオを期待してアップダウンの稜線を進みます。

剣ヶ峰までの稜線にシロヤシオが多く、群生も見られるようですが、シロヤシオの木はよく見かけるものの、ほとんど葉が出ていないか出始めの状態で木には緑がない状態です。

シロヤシオの花はどこ? 五葉の葉はどこ?、といった感じです。

よく見ると葉と花芽がありそうな木もありますが、シロヤシオの木の全体の本数からすると僅かなようです。

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稜線の道

シロヤシオは全く咲いていませんが、オオカメノキの白い花はあちこちに見られ満開のようでした。

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オオカメノキと前黒山方向

稜線の途中で、前をゆっくり歩いていた、70歳台後半くらいの男性と話をすると、例年は6月1日頃が見頃だが、今年は花がなさそうだとのこと。4年周期で良く咲いており、昨年が綺麗だったので、今年は期待できないとか。
また、標高の低いミツモチなら咲いている木もあるのではとのこと。

花のない稜線を歩いて、剣ヶ峰へ。

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剣ヶ峰

剣ヶ峰で休憩しながら考え、このまま釈迦ヶ岳まで行ってもシロヤシオは見られないので、予定を変更してミツモチに行くことにしました。釈迦ヶ岳に登ってからミツモチに行くことも考えましたが、最近は登りが苦しくなってペースが遅くなっているため、帰りが遅くなりそうなので、釈迦ヶ岳は断念。

剣ヶ峰から矢板市最高点への登りでは、右手に遠く残雪で白く輝く会津駒ヶ岳から北に連なる稜線が綺麗に見えていました。

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会津駒ヶ岳から北に連なる山々

さらにその左には帝釈山と田代山。

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帝釈山と田代山(アップで)

立ち止まって残雪の山を眺めながら、矢板市最高点から八海山神社へ。

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八海山神社

八海山神社で周囲の展望を見ながら昼食のあとミツモチへ。

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好展望の八海山神社からの下り(見晴コース)

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ミツモチへの分岐

分岐から山道を少し下るとやや広い砂利道となり、砂利道を歩いてミツモチへ。
途中で、咲き残っていたアカヤシオや僅かに咲いているシロヤシオを見ることができました。

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咲き残っていたアカヤシオ

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僅かに咲いていたシロヤシオ

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ミツモチ山頂下休憩所
(写真中央右の赤いザックの人の右に下の写真のシロヤシオあり。)

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休憩所前のシロヤシオ(この日一番咲いていたシロヤシオの木)

同上 花のアップ →  一枚目の写真

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山頂展望台下で咲いていたミツバツツジ(花は少ない)

山頂の展望台で休憩の後、やしおコースを歩いて大間々台へ。途中ツツジ類の花はあまり見かけませんでしたが、シロヤシオの蕾が付いた木がちらほら。
アカヤシオの群生地では、数輪の花が残った木が見られました。

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蕾の付いたシロヤシオの木

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五葉の葉のみの木

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大間々台駐車場上のやしおコースへの分岐

時期が早かったせいか、シロヤシオは僅かで、ヤマツツジもヤシオツツジもほとんど咲いておらず。今年はシロヤシオの花付きもあまり良くないようですが、蕾を持った木もあるのでもう少しするとあちこちで花が見られそうですね。

大間々台の駐車場までは、我が家から約78km、車で高速を通らないで2時間弱でした。
比較的近いので、来年以降に満開のタイミングを狙ってまた来てみたいものです。

古賀志山・・・イワカガミの群生とモアイ像を見るルートを歩く [山歩き]

2017年5月5日(金):晴れ
古賀志山(こがしやま;582.8m):栃木県宇都宮市 【日本百低山】

坂戸山登山のあと持病の腰痛が出て、例年行っているゴールデンウイークの残雪の山歩きができず。
山に行けなかったので、5月2日と3日は妻の実家の田植えの手伝いでした。
5月2日は素晴らしい快晴の日で、田圃からは、真っ白な残雪の日光白根山がずっと綺麗に見えていました。
3日は古賀志山とその奥に高原山が見える田圃で山を見ながらの手伝い。
5日には腰の調子も良くなったようなので、3日に見ていた古賀志山に行ってみることにしました。

古賀志山は家から約35km、車で1時間弱。歩くコースもいろいろあるので、思い立ったら比較的気軽に行ける山となっています。

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赤川ダムより古賀志山(一番左のピークが山頂。中央から右は中尾根の稜線。)

今回は、北コース入口の少し先から右に入り中尾根に至るル-トを登り、中尾根から北コースの広場に下りて、広場の少し上から左の緩やかな尾根に移り、ここを登って山頂下の富士見峠分岐に出て山頂へ。
下りは、御岳山への稜線の途中から南に下って岩下道に出るルートで、途中に対面岩(通称モアイ像)を見、ヒカリゴケの岩穴を見て、南コースを下るルートです。

歩いたコースと時間
森林公園駐車場(11:00)→北コース入口→中尾根二一二標石(12:26-40)→中尾根北コース広場への分岐(13:00)→北コース広場(13:08-20)→古賀志山(14:00-10)→岩下道(14:50)→(南コース)→森林公園駐車場(15:45)

北コース入口の少し先から右に折れて中尾根へ。

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中尾根への踏み跡

少し登ると長い鎖の付けられた最初の岩場がでてきました。岩の表面の凹凸が小さい所もあり、慎重に登ります。

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最初の岩場

最初の岩場を登ってしばらく進むと次の岩場が出てきました。こちらの方は岩の凹凸が大きいので比較的登りやすいです。

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次の岩場

稜線を進み軍艦岩からさらに先へ。

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軍艦岩

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稜線に咲くヤマツツジ

赤に塗られて「二一二」と縦に彫られた石標がある所に来ると、左に下りるトレースがあり、北コースに下りるようなので下ってみました。すると南東方向への下りとなり、先の踏み跡が分かりにくい崖の上に出たので引き返して稜線を直進することにしました。

稜線に戻って、以前右も左も下ったことのある分岐から北コースに下りました。

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「二一二」石標

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北コース広場(左へ)と559mピーク方面(右へ)の分岐

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北コースの広場

広場からは北コースを少し登ってすぐ左の尾根に移ります。以前下ったことがあるこの尾根筋への道が良く分からなかったので、適当に左方向に行って尾根に取りつきました。

踏み跡のある緩やかな尾根を登ると、左右に大きな倒木が1本ずつあり、その倒木の間を通ると、すぐ上からヤマツツジが多くなってきました。ミツバツツジが咲き残っているものもあり、ピンクオレンジのコラボも。

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左右に大きな倒木

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ミツバツツジとヤマツツジ

だんだん傾斜が急になってきてイワカガミが踏み跡の左右に見られるようになり、目の前に大岩の重なる崖のような所に出て、踏み跡を辿って大岩の間を、木を掴みながら(前回ロープが付けられていた箇所は、今回はロープがなくなっていました)慎重に登ると、周囲にはイワカガミの群生があちこちに。

安全な場所でイワカガミの写真を撮り、さらに登ると平坦な道となり、すぐに富士見峠への分岐となりました。

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イワカガミ

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大岩の重なる急斜面

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イワカガミの群生

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富士見峠への分岐
(正面奥やや左方向が登ってきた道。正面奥右方向は東稜見晴へ。手前が山頂方向。左が富士見峠方向。)

この分岐からすぐに古賀志山山頂となり、今回は御嶽山には行かないで御嶽山の手前から南に下って、モアイ像(対面岩)を見るルートを下ります。
今日は子供の日で、展望箇所の右手の木に鯉のぼりが付けられていました。

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古賀志山 山頂

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山頂のからの眺めと鯉のぼり

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岩下道への下りの案内板

案内板から南の方向へ進みますが、踏み跡がいくつもあってどの道を行けばいいのか良く分かりませんが(猪落のルートは2回登ったことがあります。)、大体の見当で下っていくと、崖縁の狭い道にロープが付いた場所に出て、これを下って行くとすぐにまたロープの付いた急斜面となり、眼を上げると正面にモアイ像が見えていました。

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ロープが付いた崖縁の狭い道

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モアイ像(対面岩)

足元の安定した場所で写真を撮り、さらに3か所の鎖場を降りて岩下道のすぐ上に出ると、大きな岩の割れ目の下にある三角の空洞部にヒカリゴケが見られました。

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鎖場

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ヒカリゴケ

昨年12月にモアイ像を見たくてこのルートの登り口から登ろうとして、「落石のおそれがあるので入山しないで 土地所有者」との掲示を見て、登らないで、猪落ルートを登ったのですが、今回初めてこのルートを下って、モアイ像とヒカリゴケを見ることができました。

以前、山頂付近で単独の中年の女性から、『「モアイ像」はどこにあるのですか。』と聞かれたことがあり、分かりませんと答えましたが、やっとモアイ像が見られるルートを説明できるようになりました。

このあと岩下道から南コースを下って、森林公園駐車場へ。

古賀志山は踏み跡が縦横無尽にあって、案内標識も少ないので何回か歩かないとなかなか思い通りのルートを歩けませんね。それにうっかり分からないルートに入ると、危険な岩場ルートだったりして無理に進むと事故につながりますね。

GPSを持っていないので、歩いた軌跡が明確には分からないのですが、今回歩いたルートをネットで入手した、「古賀志山・鞍掛山周辺ネット・トレイル」の古賀志山付近のマップに赤字で記入してみました。

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今回歩いたルート

2016年6月の古賀志山登山の記事
http://vert-yama.blog.so-net.ne.jp/2016-06-11