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針ノ木岳からの展望図他 [山岳展望]

カシミール3Dによる針ノ木岳山頂からの展望図を纏めてみました。

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南東から南(八ヶ岳、富士山、南アルプス、常念岳、燕岳等)

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南西(穂高岳、槍ヶ岳、乗鞍岳、鷲羽岳、水晶岳、赤牛岳、薬師岳)

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西(薬師岳、五色ヶ原)

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北西(立山、剱岳)

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北(スバリ岳~岩小屋沢岳、爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五龍岳、白馬岳、火打山、妙高山)

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東(髙妻山、横手山、四阿山、浅間山)

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東から南東(四阿山、浅間山、八ヶ岳)


以下ややアップ・アップの図と今回(2016/8/5)撮影した写真。 

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南方向(穂高岳、槍ヶ岳、乗鞍岳他)のややアップ

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穂高岳、槍ヶ岳のアップの写真
(PC画面で北穂高岳をアップして見ると、北穂高小屋も写っていました。)

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赤牛岳(右)の左に頭を出している黒部五郎岳(左に聳えるのは水晶岳(黒岳))

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槍ヶ岳、乗鞍岳と噴煙のアップ

ここで、乗鞍岳に重なって御嶽山の噴煙が見えていたので、確認してみました。
地図で見ると、針ノ木岳・乗鞍岳・御嶽山は、ほぼ一本の直線上にあります。

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槍ヶ岳と乗鞍岳のアップ

乗鞍岳の山頂右奥に小さなピークが見えます。(矢印部)
カシミール3Dの作図条件を変更して、高度3000m(針ノ木岳の山頂から+180m)の条件で作図して見ると下図のようになり、御嶽山の剣ヶ峰と摩利支天山が見えています。

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槍ヶ岳と乗鞍岳のアップ(高度を+180mにして作図)


上掲の写真の噴煙は確かに、御嶽山のものですね。
山は見えないが噴煙だけ見えている。面白いですね。

また、赤沢岳の山頂から見えそうな白山についても作図してみました。
条件がいいと見えるのでしょうね。

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赤沢岳山頂から白山

なお、今回、針ノ木小屋や針ノ木岳の山頂からは、南東方向の、南アルプス、富士山は雲で見えませんでした。残念。

針ノ木雪渓・蓮華岳、針ノ木岳から種池(扇沢から周回)・・・コマクサと絶景の稜線(後編) [山歩き]

(後編)針ノ木小屋~針ノ木岳~スバリ岳~赤沢岳~鳴沢岳~岩小屋沢岳~種池~扇沢

沢山のピークを踏み、絶景の続く稜線歩きでしたので写真が多くなりましたが、ご覧になって下さい。

2016年8月5日(金) 晴れ時々曇り
針ノ木岳(2820.6m)・スバリ岳(2752m)・赤沢岳(2677.8m)・鳴沢岳(2641m)・
岩小屋沢岳(2630.3m):富山県立山町・長野県大町市

歩いたコースと時間
針ノ木小屋(4:40)→針ノ木岳(5:35-45)→スバリ岳(6:40-7:00)→赤沢岳(8:45-55)→鳴沢岳(9:55-10:10)→新越山荘(10:50-11:10)→岩小屋沢岳(11:55-12:05)→種池山荘(13:15-13:30)→柏原新道登山口(16:05)→扇沢無料駐車場(16:18)

針ノ木小屋から時計回りで扇沢までのCTは10時間15分ですが、針ノ木岳からはアップダウンを繰り返して下って行くこと、柏原新道は標高差1100mですが整備されていて歩きやすいことから、小屋を早朝出発して扇沢まで下る計画として、途中でバテたり、種池山荘着が遅くなった場合は山荘に泊まることとしました。

4:40 薄暗い中、針ノ木小屋を出発。
少し登ってお花畑(暗くてよく見えない)あたりで、雲の中からご来光。

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蓮華岳(右)と爺ヶ岳の間からご来光(左端は鹿島槍ヶ岳)

少し登ると、針ノ木岳とスバリ岳の間のマヤクボのコルの向こうに、ちょうど中間に入ったように朝焼けの峻烈な剱岳が聳えており、ハッとしてシャッターを切りました。
(このアングルはネットで見ると多くの方が撮影しているようです。)

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マヤクボのコルから剱岳

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同上 剱岳のアップ(右に八ッ峰、中央に源次郎尾根、左の肩は前剱)

右手を見ると、新越乗越に綺麗な滝雲が流れており、鹿島槍から白馬まで続く峰がシルエットで見えてこれも素晴らしい光景です。

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新越乗越に流れる滝雲

ここからひと登りで、5:35に山頂着。
山頂からの360度の素晴らしい眺望は感動ものです。

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山頂標識と後ろに穂高・槍ヶ岳から赤牛岳

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槍ヶ岳から餓鬼岳(左)

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槍ヶ岳から水晶岳(右)(中央奥は野口五郎岳)
(槍ヶ岳と野口五郎岳の中間に乗鞍岳、その奥に重なる御嶽山からの噴煙が見えています。)

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野口五郎岳から薬師岳

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野口五郎岳から赤牛岳(右赤牛岳の左奥に黒部五郎岳)

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鷲羽岳(左)から水晶岳(右)のアップ(鷲羽岳の右奥に小さく笠ヶ岳、その右はワリモ岳、左下隅に烏帽子岳、中央下は南沢岳)

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立山と剱岳(中央の立山ロープウェイ黒部平にちょうど陽が当たったところ)

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行く手方向(スバリ岳から岩小屋沢岳・種池山荘方向とその先の爺ヶ岳から白馬岳)

先を急ぐので写真を撮ってスバリ岳へ。

スバリ岳への下りは直下から急斜面で、すぐに急なガレ場となります。ロープや鎖の付いている所もあり、右手に張り出した岩が迫る狭いガレ道を下る箇所もあったので、滑落しないようにかなり注意して下りました。(今回のルートで一番注意した箇所でした。)

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ガレ場下りの途中の岩壁に咲く花(シコタンソウとイワギキョウ)

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マヤクボのコルの少し先から振り返り見る針ノ木岳
(山頂下の日陰になっている所が一番危険そうな箇所)

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スバリ岳山頂と手前の2752mピーク(手前ピークは西側をトラバース)
(赤丸の中に、前を歩く山荘で同室だった方)

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トラバース道からスバリ岳のピークと左に剱岳

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スバリ岳山頂(正面に立山と剱岳)

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スバリ岳から後立山連峰(新越乗越に小さく山荘も見えていました。)

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針ノ木岳とその右奥に野口五郎から赤牛岳の山並

スバリ岳で周囲の絶景を楽しみながら朝食。
あまりゆっくりできないので先に進みます。

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スバリ岳と赤沢岳の鞍部付近よりスバリ岳を振り返る(左奥に蓮華岳の2754mピーク)

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赤沢岳、鳴沢岳、岩小屋沢岳(奥は鹿島槍ヶ岳)

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赤沢岳への登り

山頂下で、『事故多し これより先 滑落注意』 の看板があり、やや急な岩混じりのザレ場を、岩を掴みながら注意して登って山頂へ。

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赤沢岳山頂(立山に雲が懸ってきた)

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山頂から薬師岳、越中沢岳、五色ヶ原(中央やや右)
(越中沢岳の左右の奥にぼんやりと山のようなものが見えたので、カシミール3Dで確認すると白山でした。驚き!)

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五色ヶ原のアップ(左に鳶山、右に鷲岳、中央に五色ヶ原山荘)

続いて鳴沢岳へ。

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鳴沢岳山頂から下ってくる20名程のツアー?のグループ

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鳴沢岳山頂(剱岳の右に小窓ノ王、その右は池ノ平山、その右奥に雲の懸る毛勝山)

だんだんと雲が出てきて進行方向は見えず。

新越山荘が近くなると登山道も整備されていて歩きやすくなり、山荘の手前とその先はお花畑が続いていました。

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新越山荘手前のお花畑の花(ハクサンフウロとエゾシオガマ)

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新越山荘

晴れたり曇ったりですが、暑くなってきました。ここで時間的にはコースの中間なので、山荘で冷たいスポーツドリンクを買って飲み元気を付け、昼食としました。

鳴沢岳からは岩稜帯もなく、起伏も小さくなって歩きやすくなり、足取りも軽くなりました。

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新越山荘先のお花畑の花(クルマユリ、ミヤマキンポウゲ、ミヤマウイキョウ)

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岩小屋沢岳

岩小屋沢岳から下ると、右側が崩落した箇所が多く、砂地が多いその縁を4,5回通りますが、下は深く切れ落ちており、滑落すると完全にアウト。慎重に下る箇所もありました。(これがこのコースで2番目に危険と感じた所でした。)
崩落地の縁には、イブキジャコウソウやミヤマリンドウも綺麗に咲いていました。(安全な所で撮影)

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崩落個所の縁を通る道(岩小屋沢側を振り返って見る。)

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イブキジャコウソウ                               ミヤマリンドウ

種池山荘が近くなるとまた綺麗なお花畑。ガスの中から山荘が見えて、最後の坂を登るとホッとしました。

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種池山荘が見えてきた(右上)

種池山荘着は、13:15。時間的にも体力的にも下れそうなので、リフレッシュして計画通り下ることに。

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柏原新道下りのスタート

金曜日の午後で、柏原新道を登って来る人は多く、登山口から種池山荘まで標高差は1,100mあるので、息を切らして登って来る人も多く、バテている人もチラホラ。15~20名のツアーも2グループあり。

ケルンまで、自分では軽快に下ってきたつもりなのですが、コースタイム通りで少しがっかり、その先は急に足が重くなり、足が前に出なくなりました。流石に疲れが出てきたのでしょう。ゆっくり下って、16:05 柏原新道登山口着。

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柏原新道登山口

扇沢への道路をゆっくり歩いて。駐車場着は16:18。

念願のコースを歩くことができ、群生するコマクサと山頂・稜線からの絶景を楽しむことができて印象深い山歩きとなりました。

帰りは、まだ気が張っていたのか、運転の疲れを感じることも少なく、麻績ICから太田桐生ICを通って順調に帰宅できました。

(次回、カシミール3Dによる針ノ木岳の展望図を紹介致します。)

針ノ木雪渓・蓮華岳、針ノ木岳から種池(扇沢から周回)・・・コマクサと絶景の稜線(前編) [山歩き]

(前編)針ノ木雪渓登りと蓮華岳

2016年8月4日(木) 曇り時々晴れ
蓮華岳(2799m):富山県立山町・長野県大町市

歩いたコースと時間
扇沢無料駐車場(5:50)→扇沢登山口(6:05)→大沢小屋(7:15-25)→針ノ木峠(針ノ木小屋)(10:55-11:25)→蓮華岳(12:40-13:10)→針ノ木小屋(14:20)

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針ノ木雪渓

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蓮華岳のコマクサ

7年前の4月末に立山に登った時に、往きの大観峰から残雪の針ノ木岳の急峻なピークを見ていつか登りたいと思っていました。
また、雪渓登りも興味のあるところで、白馬雪渓は8年前の5月初めと6年前の9月中旬に、飯豊連峰の石転び沢の雪渓も9年前の8月初旬に登ったことがあり、針ノ木雪渓を登ってみたいと思っていました。この思いは5,6年前から募っていたのですが、体調が悪くなったりいろんな都合で実現できず。
やっと今年は実現できそうなので、蓮華岳のコマクサを見ることも加えて、さらに針ノ木岳からスバリ岳・赤沢岳・鳴沢岳を通り種池山荘から扇沢への周回もできればとチャンスを狙っていました。
今年は梅雨明けが遅く、やっとコマクサに間に合いそうな時期に行くことができました。

天気予報はベストではありませんでしたが、針ノ木小屋が混雑するので土日は外しての実行でした。

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大観峰より針ノ木岳~鳴沢岳(2009年4月28日撮影)

前日午後に自宅を出て、扇沢に19:30頃着。無料駐車場は85%くらいの駐車率。
なお、有料駐車場は上段(バスロータリーのすぐ下)12時間 1,000円、下段 24時間 1,000円となっていました。
無料駐車場は、柏原新道登山口に近い方に市営第2駐車場(柏原新道利用者用?)もあります。

朝5時頃起床して、登山準備をし、バスターミナル左の登山口で登山届を出して出発。
道路を4回くらい横切って、石の転がる枯れ沢を横切り、針ノ木自然遊歩道の案内板がある登山口(手前右には関電トンネルの入り口が見えていました。)を過ぎると、木々の間から針ノ木雪渓と針ノ木岳・スバリ岳が見えてきました。

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針ノ木雪渓と針ノ木岳・スバリ岳

ブナ林を通り、沢を渡って、大沢小屋に到着。

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大沢小屋

大沢小屋から少し登って針ノ木雪渓(沢)に入ります。ここから上では道案内の鯉のぼりが要所ごとに立てられており、これを見ながら登ります。

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道案内の鯉のぼりと沢の左側に渡る丸木橋

少し登ると上に雪渓が見えてきました。すぐに雪渓(沢)に入りますが、この日雪の上を歩いたのは20m弱くらいの1か所のみ。アイゼンは全く不要でした。

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雪のない雪渓(正面奥に針ノ木岳)

唯一の雪渓歩きの箇所 → 一枚目の写真(中央やや左上に喉が見えています。)

雪は沢の中央に少し残る程度で殆んどなくなっており、左のやや急な斜面のガレ道、ザレ道歩きで登りにくく、滑らないように注意が必要です。

雪渓の喉の手前で右側に渡渉し、高さ1.2mくらいの雪壁を登って、喉の高巻きとなり、ロープや鎖が4,5本続く急な岩場の登り、ストックを仕舞って慎重に登りました。

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渡渉後雪壁を登って岩場へ

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岩場登り

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高巻きの途中から雪渓の喉を見る

高巻きの途中に咲いていた花。

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ミヤマママコナ                             ミヤマコゴメグサ

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高巻を終えて少し上から喉を見る

少し上から再度沢を左側に渡って、やや急な道を行くと、花の多い緑地帯となり、(標高)2200のマークのある岩を過ぎて、レンゲ沢を横切り、砂礫のやや急な斜面のジグザグ道が続いて針ノ木峠に到着。

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沢の左側への渡渉

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ミヤマダイコンソウ                            ヨツバシオガマ

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ウサギギク                                ダイモンジソウ

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ウメバチソウ                               モミジカラマツ

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レンゲ沢を横切って(標高2250m付近)

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お花畑

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砂礫のやや急な斜面のジグザグ道

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針ノ木小屋直下のお花畑

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針ノ木峠

針ノ木雪渓は異常なくらい雪がなく、歩きにくい両岸の道歩きを強いられました。急登で疲れると、岩に腰かけ(落石の心配のない所で)、登ってきた雪渓の下部や周囲の綺麗な花を眺め休憩することしばしば。(上部はガスで見えないことが多かった。)
雪解け水で水量の多くなった渓流でタオルを濡らし、顔や首筋を拭くと疲れも取れるようでした。
休みながらの登りでしたが、扇沢登山口から4時間50分で針ノ木峠です。最近登りが苦しくなっているので、まあこんなものでしょう。

(追記:雪渓登りが殆んどなかったので、今回は、針ノ木雪渓登りというより針ノ木溪谷登りでした。)

小屋の前で休憩し、宿泊の申込をして、部屋に入り、荷物を簡単にして蓮華岳の往復です。

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小屋の少し上から針ノ木岳方向を見る(針ノ木岳はガスの中)

ハイマツ帯を抜け砂礫地が多くなるとコマクサをポツリポツリと見るようになり、広い平坦な稜線ではコマクサの群生も見られるようになりました。

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砂礫地が多くなる

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コマクサの群生

コマクサのアップ 2枚目の写真と下の写真
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一度緩やかに下って広い砂礫の稜線に出るとコマクサが踏み跡の両側に少しずつ見られるようになり、さらに進んで若一王子神社奥宮の石祠付近はコマクサが沢山咲いていました。

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コマクサの群生

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若一王子神社奥宮(正面奥は登って来た道)
(にゃくいちおうじじんじゃ:大町市にある神社です。)

この石祠のすぐ先に山頂標識があり、そのすぐ近くに三角点があります。三角点の脇の石に腰かけ昼食休憩を行っていると、大きなザックの若い単独の方が、山頂標識付近で休憩したあと、気合を入れて蓮華の大下りに向かって行きました。

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若一王子神社奥宮から山頂標識ピークを見る

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三角点地点から山頂標識と右奥に若一王子神社石祠(標識の左奥は登って来た稜線)

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同所から蓮華の大下り(少し下った左手にコマクサの群生が見えていました。)

昼食後コマクサを見ながらのんびりと下ります。

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下りの広い稜線(コマクサもチラホラ)

少し窪地になった緑が多い場所では、イワギキョウやミヤマリンドウも咲いていました。

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イワギキョウ                               ミヤマリンドウ

コマクサは、分布密度は小さいですが、かなり広い範囲に咲いており、さすがに本場との印象を受けました。点在するピンクの小さなコマクサはやはり綺麗でした。

下りで小屋が近くなって、針ノ木岳の雲が切れそうなので休憩しながら10分くらい待ってやっと山頂が見えましたが、すぐにまた雲の中に消えました。

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針ノ木岳の山頂が見えた(スバリ岳は雲の中)

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針ノ木小屋が近づいて

小屋に到着後、部屋に戻って休憩。
この日の小屋の宿泊者は40名くらいで、宿泊した部屋は10人部屋に7人でした。

この日小屋から南側の山々は雲が出たり消えたりで、なかなか全貌が見えなかったので
カシミール3Dの展望図を作成しました。

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針ノ木小屋から南側の展望図

後編は、周回の後半で、針ノ木小屋から、針ノ木岳~種池~扇沢です。

蔵王山と南蔵王(屏風岳・不忘山)・・・南蔵王は素晴らしい花の山!! [山歩き]

所属する山の会の宿泊山行で、蔵王山と南蔵王の山を歩いてきました。(参加者26名)

2日間の記事を続けてまとめましたので長くなりますが、ご覧頂ければ幸いです。
なお、よく似た花があってなかなか見分けが付かないので、花の名前が間違っているかと思います。間違っているものについては、ご指摘・ご教授頂ければ幸いです。

1日目
2016年7月27日(水) 曇り(ガスの中)
蔵王山:刈田岳(1758m)・熊野岳(1841m)

蔵王山は一日中ガスで視界が悪く、噴火警戒による自主規制が解除された(*)馬の背を歩きましたが、全く御釜は見えず。所々に咲く花を見られたのが慰めでした。

(*)「蔵王に関する情報について」(山形県ホームページ)
http://www.pref.yamagata.jp/sangyo/kanko/joho/8020072zaozantoppage.html

歩いたコースと時間
蔵王エコーライン大黒天登山口(10:30)→剣ヶ峰(11:05)→刈田岳(11:35-11:55)→熊野岳(13:05)→刈田岳下駐車場(13:55)

登山の前に、コマクサ平でコマクサを見てきました。小さな株のコマクサがポツリポツリと咲いていていました。

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コマクサ平のコマクサ

大黒天登山口から登山開始。

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大黒天登山口

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登山口道路横の大黒天石像

以下、登山口から刈田岳までに咲いていた花。
コマクサは剣ヶ峰までの所々で咲いていました。

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コマクサ

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カライトソウ                             シラネニンジン?

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アキノキリンソウ                           ヨツバヒヨドリ

山頂手前の刈田岳避難小屋で昼食。

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刈田岳

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熊野岳

全く周囲が見えないので、早々に引き揚げ、刈田岳下の駐車場から宿泊先へ。

宿泊は遠刈田温泉のペンション「どんぐり」。24時間入れる温泉があるとのことで、ここに決めたものです。ペンションの4人くらいが入れる湯船の中の湯は、やや黄色味を帯びており、熱い温泉がかけ流しとなっていて、なかなかいい湯でした。

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2日目
2016年7月28日(木) 曇り一時雨
南蔵王:屏風岳(1825m)、不忘山(1705m)

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不忘山手前(北西)の鞍部(この前後は素晴らしいお花畑でした。)

曇りで眺望は良くなかったものの、登山道横にずっと続く花々の多さに驚き、花の名山と呼ばれていることを実感した山でした。ネットで山行記事を見ると、晴れていれば眺望も素晴らしい山のようですね。

不忘山は、「NHK版 花の百名山」(山と溪谷社、1996年)と「決定版 花の百名山」(山と溪谷社、2002年)に選定されており、主な花としてミヤマジャジンが挙げられています。

(ヒメシャジンとミヤマシャジンについて。今回このコースで見たほとんどのシャジンは、花柱が花冠から出ていないようでしたが、萼がやや広くて鋸歯がない(草津白根山や前白根山で見たものは萼が細くて鋸歯があった。)のでミヤマシャジンとしました。)

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ミヤマシャジン

歩いたコースと時間
蔵王エコーライン南蔵王登山口(7:45)→杉ヶ峰(9:15-25)→芝草平(9:50-10:00)→屏風岳(10:45-11:10)→南屏風岳(12:00)→不忘山(12:55-13:10)→白石女子高山小屋跡(15:52)→白石スキー場駐車場(16:10)

マイクロバスで登山口へ(路肩停車)。登山口は道路から1段低くなっているので駐車スペースはないようです。

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蔵王エコーライン南蔵王登山口案内図

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登山口からスタート

少し下ってから前山、杉ヶ峰への登りになります。登山道脇にはミヤマシャジン、ウスユキソウがあちこちにたくさん咲いています。

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ミヤマシャジンとミヤマトウキ?

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ミヤマシャジンとウスユキソウ

杉ヶ峰手前から振り返ると手前に前山、その先にジグザグのエコーラインが見える刈田岳、一番奥に熊野岳が薄らと見えていました。

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杉ヶ峰手前から振り返る

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杉ヶ峰

杉ヶ峰から少し下ると芝草平と右奥になだらかな山容の屏風岳が見えてきました。

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芝草平と屏風岳

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シロバナニガナ                              カライトソウ

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芝草平

芝草平ではキンコウカの群生が綺麗でした。木道横に作られた休憩スペースで小休憩。

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芝草平のキンコウカ

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キンコウカのアップ
(木道周辺の花は終盤で花が一部白くなっていた。)

休憩後緩やかな斜面を登って屏風岳へ。やや広い山頂で昼食。周囲の視界はありませんが、東側は切れ落ちて断崖になっているようでした。
山頂の前後はハクサンシャジンが多く、綺麗に咲いており、シロバナも見られました、

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屏風岳

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ハクサンシャジン

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同上白花

屏風岳から南屏風岳へは緩やかな稜線を行きます。

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南屏風岳と左に不忘山手前のピーク

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イチヤクソウ                              ミネカエデの翼果

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南屏風岳

南屏風岳から少し進むとアップダウンが大きくなって、ロープと鎖の懸った急斜面のザレ場を下って不忘山手前のピーク(1732mピーク)への登りとなります。
このあたりから不忘山山頂まではお花畑が続き、驚くほど沢山の花々が咲いていて、素晴らしい花の山となっていました。

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不忘山手前のピークへの登り

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コバギボウシ                              イワキンバイ

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キバナカワラマツバ                          フボウトウヒレン(ミヤマキタアザミ)

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ミヤマカラマツ                             コキンレイカ

不忘山手前のピークと不忘山の鞍部  → 2日目の1枚目の写真

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お花畑(ハクサンフウロ、エゾイブキトラノオ、ウスユキソウ他)

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クルマユリ

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イワオウギ、ミヤマシャジン、ミヤマトウキ?

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ミヤマシャジンとイブキジャコウソウ

やや急な斜面を登って不忘山山頂へ。山頂もガスで周囲は全く見えず。

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不忘山 山頂

山頂からは白石スキー場を目指して下ります。山頂から僅かに下るとカエル岩と不忘の碑があります。

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カエル岩

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不忘の碑と白石スキー場方向への分岐標識

「不忘の碑」関連記事
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201508/20150803_13015.html

不忘の碑から白石スキー場方向に20分くらい下った所で、急に雨が降りだし、やや強い雨が30分くらい降って上がったのですが、下りの道はやや急な岩混じりの粘度質の溝状の道が続いており、滑って転倒者続出。
粘土質の溝状の道は川となって水が流れ、26人が下るので、道は全く泥濘状態。慎重に、慎重にゆっくりと下るので、グループの中でも渋滞の連続となり、不忘山山頂から白石女子高山小屋跡までコースタイム1時間10分のところを2時間40分もかかってしまいました。(途中雨具を着たり脱いだり。)

大勢の人数で条件の悪い道を歩くと全く予想外の時間がかかりますね。


帰りには、白石ICの西にある鎌先温泉「最上屋旅館」(日本秘湯を守る会の会員旅館)で立ち寄り入浴。こちらの温泉は奥州の薬湯と呼ばれており、薄茶色に濁った湯は、ややぬるめでしたが、帰りのバスの中でも体のポカポカ感が続くものでした。

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鎌先温泉「最上屋旅館」