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針ノ木雪渓・蓮華岳、針ノ木岳から種池(扇沢から周回)・・・コマクサと絶景の稜線(後編) [山歩き]

(後編)針ノ木小屋~針ノ木岳~スバリ岳~赤沢岳~鳴沢岳~岩小屋沢岳~種池~扇沢

沢山のピークを踏み、絶景の続く稜線歩きでしたので写真が多くなりましたが、ご覧になって下さい。

2016年8月5日(金) 晴れ時々曇り
針ノ木岳(2820.6m)・スバリ岳(2752m)・赤沢岳(2677.8m)・鳴沢岳(2641m)・
岩小屋沢岳(2630.3m):富山県立山町・長野県大町市

歩いたコースと時間
針ノ木小屋(4:40)→針ノ木岳(5:35-45)→スバリ岳(6:40-7:00)→赤沢岳(8:45-55)→鳴沢岳(9:55-10:10)→新越山荘(10:50-11:10)→岩小屋沢岳(11:55-12:05)→種池山荘(13:15-13:30)→柏原新道登山口(16:05)→扇沢無料駐車場(16:18)

針ノ木小屋から時計回りで扇沢までのCTは10時間15分ですが、針ノ木岳からはアップダウンを繰り返して下って行くこと、柏原新道は標高差1100mですが整備されていて歩きやすいことから、小屋を早朝出発して扇沢まで下る計画として、途中でバテたり、種池山荘着が遅くなった場合は山荘に泊まることとしました。

4:40 薄暗い中、針ノ木小屋を出発。
少し登ってお花畑(暗くてよく見えない)あたりで、雲の中からご来光。

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蓮華岳(右)と爺ヶ岳の間からご来光(左端は鹿島槍ヶ岳)

少し登ると、針ノ木岳とスバリ岳の間のマヤクボのコルの向こうに、ちょうど中間に入ったように朝焼けの峻烈な剱岳が聳えており、ハッとしてシャッターを切りました。
(このアングルはネットで見ると多くの方が撮影しているようです。)

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マヤクボのコルから剱岳

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同上 剱岳のアップ(右に八ッ峰、中央に源次郎尾根、左の肩は前剱)

右手を見ると、新越乗越に綺麗な滝雲が流れており、鹿島槍から白馬まで続く峰がシルエットで見えてこれも素晴らしい光景です。

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新越乗越に流れる滝雲

ここからひと登りで、5:35に山頂着。
山頂からの360度の素晴らしい眺望は感動ものです。

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山頂標識と後ろに穂高・槍ヶ岳から赤牛岳

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槍ヶ岳から餓鬼岳(左)

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槍ヶ岳から水晶岳(右)(中央奥は野口五郎岳)
(槍ヶ岳と野口五郎岳の中間に乗鞍岳、その奥に重なる御嶽山からの噴煙が見えています。)

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野口五郎岳から薬師岳

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野口五郎岳から赤牛岳(右赤牛岳の左奥に黒部五郎岳)

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鷲羽岳(左)から水晶岳(右)のアップ(鷲羽岳の右奥に小さく笠ヶ岳、その右はワリモ岳、左下隅に烏帽子岳、中央下は南沢岳)

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立山と剱岳(中央の立山ロープウェイ黒部平にちょうど陽が当たったところ)

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行く手方向(スバリ岳から岩小屋沢岳・種池山荘方向とその先の爺ヶ岳から白馬岳)

先を急ぐので写真を撮ってスバリ岳へ。

スバリ岳への下りは直下から急斜面で、すぐに急なガレ場となります。ロープや鎖の付いている所もあり、右手に張り出した岩が迫る狭いガレ道を下る箇所もあったので、滑落しないようにかなり注意して下りました。(今回のルートで一番注意した箇所でした。)

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ガレ場下りの途中の岩壁に咲く花(シコタンソウとイワギキョウ)

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マヤクボのコルの少し先から振り返り見る針ノ木岳
(山頂下の日陰になっている所が一番危険そうな箇所)

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スバリ岳山頂と手前の2752mピーク(手前ピークは西側をトラバース)
(赤丸の中に、前を歩く山荘で同室だった方)

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トラバース道からスバリ岳のピークと左に剱岳

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スバリ岳山頂(正面に立山と剱岳)

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スバリ岳から後立山連峰(新越乗越に小さく山荘も見えていました。)

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針ノ木岳とその右奥に野口五郎から赤牛岳の山並

スバリ岳で周囲の絶景を楽しみながら朝食。
あまりゆっくりできないので先に進みます。

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スバリ岳と赤沢岳の鞍部付近よりスバリ岳を振り返る(左奥に蓮華岳の2754mピーク)

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赤沢岳、鳴沢岳、岩小屋沢岳(奥は鹿島槍ヶ岳)

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赤沢岳への登り

山頂下で、『事故多し これより先 滑落注意』 の看板があり、やや急な岩混じりのザレ場を、岩を掴みながら注意して登って山頂へ。

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赤沢岳山頂(立山に雲が懸ってきた)

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山頂から薬師岳、越中沢岳、五色ヶ原(中央やや右)
(越中沢岳の左右の奥にぼんやりと山のようなものが見えたので、カシミール3Dで確認すると白山でした。驚き!)

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五色ヶ原のアップ(左に鳶山、右に鷲岳、中央に五色ヶ原山荘)

続いて鳴沢岳へ。

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鳴沢岳山頂から下ってくる20名程のツアー?のグループ

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鳴沢岳山頂(剱岳の右に小窓ノ王、その右は池ノ平山、その右奥に雲の懸る毛勝山)

だんだんと雲が出てきて進行方向は見えず。

新越山荘が近くなると登山道も整備されていて歩きやすくなり、山荘の手前とその先はお花畑が続いていました。

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新越山荘手前のお花畑の花(ハクサンフウロとエゾシオガマ)

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新越山荘

晴れたり曇ったりですが、暑くなってきました。ここで時間的にはコースの中間なので、山荘で冷たいスポーツドリンクを買って飲み元気を付け、昼食としました。

鳴沢岳からは岩稜帯もなく、起伏も小さくなって歩きやすくなり、足取りも軽くなりました。

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新越山荘先のお花畑の花(クルマユリ、ミヤマキンポウゲ、ミヤマウイキョウ)

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岩小屋沢岳

岩小屋沢岳から下ると、右側が崩落した箇所が多く、砂地が多いその縁を4,5回通りますが、下は深く切れ落ちており、滑落すると完全にアウト。慎重に下る箇所もありました。(これがこのコースで2番目に危険と感じた所でした。)
崩落地の縁には、イブキジャコウソウやミヤマリンドウも綺麗に咲いていました。(安全な所で撮影)

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崩落個所の縁を通る道(岩小屋沢側を振り返って見る。)

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イブキジャコウソウ                               ミヤマリンドウ

種池山荘が近くなるとまた綺麗なお花畑。ガスの中から山荘が見えて、最後の坂を登るとホッとしました。

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種池山荘が見えてきた(右上)

種池山荘着は、13:15。時間的にも体力的にも下れそうなので、リフレッシュして計画通り下ることに。

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柏原新道下りのスタート

金曜日の午後で、柏原新道を登って来る人は多く、登山口から種池山荘まで標高差は1,100mあるので、息を切らして登って来る人も多く、バテている人もチラホラ。15~20名のツアーも2グループあり。

ケルンまで、自分では軽快に下ってきたつもりなのですが、コースタイム通りで少しがっかり、その先は急に足が重くなり、足が前に出なくなりました。流石に疲れが出てきたのでしょう。ゆっくり下って、16:05 柏原新道登山口着。

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柏原新道登山口

扇沢への道路をゆっくり歩いて。駐車場着は16:18。

念願のコースを歩くことができ、群生するコマクサと山頂・稜線からの絶景を楽しむことができて印象深い山歩きとなりました。

帰りは、まだ気が張っていたのか、運転の疲れを感じることも少なく、麻績ICから太田桐生ICを通って順調に帰宅できました。

(次回、カシミール3Dによる針ノ木岳の展望図を紹介致します。)

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コメント 8

Jetstream

お疲れ様でした。好展望ですね!
針ノ木峠~種池山荘までの稜線の歩きを満喫、楽しまれたと存じます。次回針ノ木を登る時は6月はじめの残雪の季節に雪渓を登って蓮華ヘ行ってみます。蓮華から七倉へ下るルートも良さそうですね。
by Jetstream (2016-08-17 17:13) 

ヴェール

Jetstreamさん
もっと各ピークでの眺望を楽しみ山頂でゆっくりしたかったのですが、鈍足になった今では、1日で扇沢まで下る計画では余裕がありませんでした。
蓮華から七倉に下るコースは、「蓮華の大下り」もあり、船窪新道も七倉岳から七倉への下りの標高差が1400m以上あり、かなりハードなようですね。
針ノ木雪渓登りは、雪崩の危険が少なくなった残雪期に再挑戦したいです。
by ヴェール (2016-08-18 00:07) 

mimimomo

こんばんは^^
ヴェールさんはわたくしと反対周りでしたね~それにしても一泊二日、素晴らしい。
お天気が良く周りが見渡せたのが何よりでしたね(わたくしは針ノ木岳のところは全然ダメでした)
それにしても今年は雪が少ないですね。
by mimimomo (2016-08-18 19:19) 

ヴェール

mimimomoさん
昨年7月末の貴ブログのレポ改めて拝見致しました。
2日目は雲が出て遠望がなく残念でしたね。
でも蓮華岳は眺望もよくブロッケンも見られて素晴らしかったですね。
私は、スバリ岳?のコマクサは気が付きませんでした。残念。
今年の雪渓の雪は驚くほど少なく、針ノ木谷登りでした。
by ヴェール (2016-08-18 21:23) 

のんびり夫婦の山遊び

ヴェールさん、こんばんわ!
針ノ木岳・蓮華岳を歩かれ、素晴らしい眺望と花々を
楽しむことができ、また、滝雲が見られたなんて最高
でしたね。今年は雪が少ないとのことですが、もう
雪渓は少しだけでしたか。
針ノ木岳からスバリ岳・鳴沢岳を廻りたいと思ってい
たルート、なかなか良いですね。
私達は昨年7月、軟弱なので針ノ木岳・蓮華岳の往復
でした。

by のんびり夫婦の山遊び (2016-08-26 20:55) 

joyclimb

山並みと雲海が作り出す素晴らしい景色ですね。
by joyclimb (2016-08-27 16:49) 

ヴェール

のんびり夫婦の山遊びさん
こんばんは。
雪のない雪渓登りと蓮華岳はガスが多かったですが、2日目の前半は天気が良く、素晴らしい眺望でした。
一日で針ノ木小屋から時計回りで扇沢まで下るのは、最近の自分にとっては少し余裕のないコースだったようで、各山頂でもう少し素晴らしい眺望を楽しめば良かったなと思いました。
本当に、天気が良ければ絶景の稜線歩きができるコースですね。
昨年の針ノ木岳・蓮華岳の貴レポ何回か拝見致しており、やはり行ってみたいとのことで、今回の山行に繋がっています。
貴ブログの最新の鳳凰三山や唐松岳は、青空や眺望、高山植物が素晴らしく、いいタイミングでお出かけでしたね。

joyclimbさん
新越乗越は雲の通り道なのでしょうか。ネットで同じような写真も見られました。あの時は新越乗越に滝雲が発生し始めたので、雲が多くなるまで10分弱待って撮影ものでした。
後ろの白馬岳までのシルエットも綺麗でしたね。
滝雲は、25分くらい経って針ノ木岳の山頂に着いたときはもう消えていました。
by ヴェール (2016-08-27 22:17) 

OJJ

新越乗越に流れる滝雲・・素晴らしいですね~日の出と剣の朝景はそれなりに楽しみましたが、この滝雲は初めてみる写真です・・

by OJJ (2016-09-12 11:22) 

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