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針ノ木雪渓・蓮華岳、針ノ木岳から種池(扇沢から周回)・・・コマクサと絶景の稜線(前編) [山歩き]

(前編)針ノ木雪渓登りと蓮華岳

2016年8月4日(木) 曇り時々晴れ
蓮華岳(2799m):富山県立山町・長野県大町市

歩いたコースと時間
扇沢無料駐車場(5:50)→扇沢登山口(6:05)→大沢小屋(7:15-25)→針ノ木峠(針ノ木小屋)(10:55-11:25)→蓮華岳(12:40-13:10)→針ノ木小屋(14:20)

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針ノ木雪渓

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蓮華岳のコマクサ

7年前の4月末に立山に登った時に、往きの大観峰から残雪の針ノ木岳の急峻なピークを見ていつか登りたいと思っていました。
また、雪渓登りも興味のあるところで、白馬雪渓は8年前の5月初めと6年前の9月中旬に、飯豊連峰の石転び沢の雪渓も9年前の8月初旬に登ったことがあり、針ノ木雪渓を登ってみたいと思っていました。この思いは5,6年前から募っていたのですが、体調が悪くなったりいろんな都合で実現できず。
やっと今年は実現できそうなので、蓮華岳のコマクサを見ることも加えて、さらに針ノ木岳からスバリ岳・赤沢岳・鳴沢岳を通り種池山荘から扇沢への周回もできればとチャンスを狙っていました。
今年は梅雨明けが遅く、やっとコマクサに間に合いそうな時期に行くことができました。

天気予報はベストではありませんでしたが、針ノ木小屋が混雑するので土日は外しての実行でした。

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大観峰より針ノ木岳~鳴沢岳(2009年4月28日撮影)

前日午後に自宅を出て、扇沢に19:30頃着。無料駐車場は85%くらいの駐車率。
なお、有料駐車場は上段(バスロータリーのすぐ下)12時間 1,000円、下段 24時間 1,000円となっていました。
無料駐車場は、柏原新道登山口に近い方に市営第2駐車場(柏原新道利用者用?)もあります。

朝5時頃起床して、登山準備をし、バスターミナル左の登山口で登山届を出して出発。
道路を4回くらい横切って、石の転がる枯れ沢を横切り、針ノ木自然遊歩道の案内板がある登山口(手前右には関電トンネルの入り口が見えていました。)を過ぎると、木々の間から針ノ木雪渓と針ノ木岳・スバリ岳が見えてきました。

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針ノ木雪渓と針ノ木岳・スバリ岳

ブナ林を通り、沢を渡って、大沢小屋に到着。

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大沢小屋

大沢小屋から少し登って針ノ木雪渓(沢)に入ります。ここから上では道案内の鯉のぼりが要所ごとに立てられており、これを見ながら登ります。

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道案内の鯉のぼりと沢の左側に渡る丸木橋

少し登ると上に雪渓が見えてきました。すぐに雪渓(沢)に入りますが、この日雪の上を歩いたのは20m弱くらいの1か所のみ。アイゼンは全く不要でした。

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雪のない雪渓(正面奥に針ノ木岳)

唯一の雪渓歩きの箇所 → 一枚目の写真(中央やや左上に喉が見えています。)

雪は沢の中央に少し残る程度で殆んどなくなっており、左のやや急な斜面のガレ道、ザレ道歩きで登りにくく、滑らないように注意が必要です。

雪渓の喉の手前で右側に渡渉し、高さ1.2mくらいの雪壁を登って、喉の高巻きとなり、ロープや鎖が4,5本続く急な岩場の登り、ストックを仕舞って慎重に登りました。

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渡渉後雪壁を登って岩場へ

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岩場登り

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高巻きの途中から雪渓の喉を見る

高巻きの途中に咲いていた花。

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ミヤマママコナ                             ミヤマコゴメグサ

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高巻を終えて少し上から喉を見る

少し上から再度沢を左側に渡って、やや急な道を行くと、花の多い緑地帯となり、(標高)2200のマークのある岩を過ぎて、レンゲ沢を横切り、砂礫のやや急な斜面のジグザグ道が続いて針ノ木峠に到着。

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沢の左側への渡渉

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ミヤマダイコンソウ                            ヨツバシオガマ

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ウサギギク                                ダイモンジソウ

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ウメバチソウ                               モミジカラマツ

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レンゲ沢を横切って(標高2250m付近)

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お花畑

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砂礫のやや急な斜面のジグザグ道

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針ノ木小屋直下のお花畑

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針ノ木峠

針ノ木雪渓は異常なくらい雪がなく、歩きにくい両岸の道歩きを強いられました。急登で疲れると、岩に腰かけ(落石の心配のない所で)、登ってきた雪渓の下部や周囲の綺麗な花を眺め休憩することしばしば。(上部はガスで見えないことが多かった。)
雪解け水で水量の多くなった渓流でタオルを濡らし、顔や首筋を拭くと疲れも取れるようでした。
休みながらの登りでしたが、扇沢登山口から4時間50分で針ノ木峠です。最近登りが苦しくなっているので、まあこんなものでしょう。

(追記:雪渓登りが殆んどなかったので、今回は、針ノ木雪渓登りというより針ノ木溪谷登りでした。)

小屋の前で休憩し、宿泊の申込をして、部屋に入り、荷物を簡単にして蓮華岳の往復です。

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小屋の少し上から針ノ木岳方向を見る(針ノ木岳はガスの中)

ハイマツ帯を抜け砂礫地が多くなるとコマクサをポツリポツリと見るようになり、広い平坦な稜線ではコマクサの群生も見られるようになりました。

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砂礫地が多くなる

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コマクサの群生

コマクサのアップ 2枚目の写真と下の写真
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一度緩やかに下って広い砂礫の稜線に出るとコマクサが踏み跡の両側に少しずつ見られるようになり、さらに進んで若一王子神社奥宮の石祠付近はコマクサが沢山咲いていました。

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コマクサの群生

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若一王子神社奥宮(正面奥は登って来た道)
(にゃくいちおうじじんじゃ:大町市にある神社です。)

この石祠のすぐ先に山頂標識があり、そのすぐ近くに三角点があります。三角点の脇の石に腰かけ昼食休憩を行っていると、大きなザックの若い単独の方が、山頂標識付近で休憩したあと、気合を入れて蓮華の大下りに向かって行きました。

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若一王子神社奥宮から山頂標識ピークを見る

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三角点地点から山頂標識と右奥に若一王子神社石祠(標識の左奥は登って来た稜線)

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同所から蓮華の大下り(少し下った左手にコマクサの群生が見えていました。)

昼食後コマクサを見ながらのんびりと下ります。

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下りの広い稜線(コマクサもチラホラ)

少し窪地になった緑が多い場所では、イワギキョウやミヤマリンドウも咲いていました。

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イワギキョウ                               ミヤマリンドウ

コマクサは、分布密度は小さいですが、かなり広い範囲に咲いており、さすがに本場との印象を受けました。点在するピンクの小さなコマクサはやはり綺麗でした。

下りで小屋が近くなって、針ノ木岳の雲が切れそうなので休憩しながら10分くらい待ってやっと山頂が見えましたが、すぐにまた雲の中に消えました。

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針ノ木岳の山頂が見えた(スバリ岳は雲の中)

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針ノ木小屋が近づいて

小屋に到着後、部屋に戻って休憩。
この日の小屋の宿泊者は40名くらいで、宿泊した部屋は10人部屋に7人でした。

この日小屋から南側の山々は雲が出たり消えたりで、なかなか全貌が見えなかったので
カシミール3Dの展望図を作成しました。

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針ノ木小屋から南側の展望図

後編は、周回の後半で、針ノ木小屋から、針ノ木岳~種池~扇沢です。

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コメント 5

よしころん

今年計画していたルートのひとつです^^
恐らく今年は難しそうですが・・・
お花も多くてやはり素敵な道のよう。
後半も楽しみにしています♪
by よしころん (2016-08-14 19:08) 

nousagi

昨年、針ノ木小屋の小屋締め間際に行きましたが
そんな時期なので、コマクサは見られませんでした。
蓮華のコマクサは凄いと聞いていたので
見てみたかったのですが・・・。
次に行くことがあれば、コマクサの時期に
周回で行きたいと思います。

by nousagi (2016-08-15 10:10) 

Jetstream

こんばんは。同上↑です。(^_^) 蓮華岳は行けなかったんですがコマクサの群生地とは知りませんでした。残念1 日帰りの悲しさです。
雪渓がない高巻いたザレ道は厄介、特に下りはワースト! ヴェールさんのように右回りされるのが賢明です。私の登った日は天気がよかったんですが暑くてバテました。土曜日で小屋はいっぱいだったようです。8月初めの土曜日なら当り前ですね。
by Jetstream (2016-08-15 21:58) 

ヴェール

よしころんさん
雪渓の上部は花が綺麗でした。針ノ木岳から鳴沢岳までは岩稜帯が多いので花は少なかったように思いますが、新越山荘の前後と種池山荘の手前はお花畑が続いて綺麗でした。
今年は、いろんな山のコマクサを見ました。

nousagiさん
蓮華岳のコマクサは、今年は例年より花が少ないようでした。
でもかなり広い範囲に分布しており見応えはありましたね。
また、あの広い砂礫の稜線歩きも気分がゆったりするようでした。
昨年の貴レポ改めて拝見致しました。蓮華岳の三角点からの景色もいいですね。
下の市街地は大町市でしょうか。

Jetstreamさん
おはようございます。
あの雪渓のザレた高巻き道は、下りは歩きにくいでしょうね。
特に、登りでノドの高巻に入る前の右岸(登りで左手)は、急傾斜で踏み跡も狭い箇所が続いていましたね。
雪渓に雪があって安定していれば下りは早く歩けますが、今年の雪の少なさは異常でしたね。
周回は、左周りだと、新越山荘泊ですが、やはり最初に高いピークに登って下っていく右回りの方が楽かなと思います。

by ヴェール (2016-08-16 07:02) 

OJJ

8月25日に鹿島槍へ・・同じバスの別動隊は針の木へ・・ま、事前に知らされてはいましたが雪が少なくて危ないのなんの・・ぶーぶー言うてました。日本3大雪渓なのに・・・。
by OJJ (2016-09-12 11:17) 

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