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雪の高原山・・・上部はトレースなくラッセル、亀の歩みで登頂 [山歩き]

2016年3月5日(土)晴れ後曇り

高原山
鶏頂山(けいちょうざん;1765m):栃木県日光市
釈迦ヶ岳(しゃかがたけ;1795m):栃木県日光市・塩谷町

昨年10月と12月に下見登山をした鶏頂山と釈迦ヶ岳に、西側の鶏頂山スキー場跡から登ってきました。

稜線上にわずかに踏み跡が浮き上がっている所もありましたが、弁天沼から上は殆んどトレースがなく、平均的には踝から膝下のラッセル。また、湿った雪が靴やアイゼンに付着して重く、亀の歩みで鶏頂山から釈迦ヶ岳に登ることができました。

しかし、帰りの稜線から弁天沼への下りの近道は全くトレースがなく(予想はしていましたが)、膝上のラッセルの連続でおまけにルートを外れて苦戦。下見で周囲の地形やルートをよく見ていたのであまり不安はありませんでしたが、少し長めに迂回したことになってルートに復帰し弁天沼に到着。夕暮れ迫るなか、歩いてきた自分のトレースを静かに辿って歩きにくい雪道を帰ってきました。


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雪まくり

歩いたコースと時間
日塩もみじライン鶏頂山スキー場跡入口(9:20)→スキー場跡最上部(10:35)→弁天沼(11:05-15)→鶏頂山(12:30-50)→釈迦ヶ岳(14:50-14:55))→弁天沼近道→(途中ルートを外す)→弁天沼(16:20)→スキー場跡最上部(16:45)→日塩もみじライン鶏頂山スキー場跡入口(17:30)

(昨年12月の下見登山では、休憩時間込で5時間25分、今回は登り始めのルートは少し違いますが8時間10分でした。)

日塩もみじラインの西口登山口付近は雪で駐車スペースがないので、少し先の鶏頂山スキー場跡入口の道路脇が除雪されて6,7台の駐車スペースがあり、ここに駐車。雪を被った数日前のトレースがあるようなのでここから登山をすることにしました。
登山準備をしているうちに3台の車が到着。10人くらいのグループの方たちで、軽装でスノーシューハイクをする方たちのようでした。

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鶏頂山入口の大きな石の鳥居

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鶏頂山スキー場跡の建物の横

ここから右に折れて建物の裏を通り、左に折れてゲレンデ跡を登って行きます。ゲレンデ跡には雪を被ったツボ足の踏み跡と兎の足跡が続いていました。

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雪のゲレンデ跡の登り

少し登って振り返ると雪を戴く山並みが見えていました。帝釈山から枯木山付近と思われますが山の連なる形がはっきり見えず、山座同定はできませんでした。

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振り返り見る山々

ゲレンデ跡の登りは雪を被った踏み跡があるものの、所々で膝下まで踏み抜いたり滑ったりで歩きにくいものでした。
スキー場の最高点を過ぎ、カラマツ林の中から檜の植林帯を抜け弁天池へ。ここまでは、靴の甲から踝くらいの雪の沈み具合。やはり踏み跡があり、その周囲は滑りやすく踏み抜きも多いものでした。

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元スキー場最高点の先

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檜の植林帯

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弁天沼

弁天沼付近は雪が融けて少なくなっており、足が埋まることはありませんでした。休憩後先に進むと雪も深くなり、トレースもなくなり膝下くらいのラッセル。

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弁天沼からの登り始め

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○○霊神との字が刻まれた大岩付近

やや急な登りの前で雪を踏みならしてアイゼンを付け登って行きました。このあたりからストックや靴とアイゼンに雪の塊が付き、歩きにくくなってきました。

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やや急な登り

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稜線に出る

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稜線に出たところから見る御岳山と釈迦ヶ岳

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鶏頂山へのやや急な登り

靴とアイゼンに付着する雪が重く、亀の歩みのように一歩一歩ゆっくりのペースで登って行きました。靴に重りを付けて歩くトレーニングがありますが、まったくそれですね。

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靴とアイゼンに付着した雪の塊
(雪山用の靴と12本爪アイゼンが全く見えません(笑)。)

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山頂下の登り
(登山道とその横に兎と動物の足跡)

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山頂標識

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鶏頂山神社

山頂からは遠くの山は、はっきり見えず。昼食後釈迦ヶ岳に向かいました。

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雪庇の道

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御岳山

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稜線上の吹き溜まり

御岳山を下ったあたりでガスが出てきて寒くなったので、冬用のアウターをザックから出して着用。

狭い登山道のすぐ横が切れ落ちていて夏道でも注意して歩く箇所(2m弱くらいの長さ)は、雪の急斜面となっており、かなり慎重に道の上にある笹や木の小枝を掴みながら渡りました。

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注意個所(帰りに撮影)

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釈迦ヶ岳山頂への急登の始まり

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急登部

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山頂が見えてきた

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山頂

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釈迦如来像

山頂付近では数名のトレースがありましたが、遅い時間で誰もおらず、写真撮影をしてすぐに下山。

急斜面の下りはピッケルを出して慎重に下りました。

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急斜面の下り

弁天池近道の分岐からは、来た道を戻ることも考えましたが、近道を行くことにし、トレースの全くないルートへ果敢に突っ込んで行きました。

そこは膝上ラッセルの連続。所々で股下のラッセル。そのうちに赤テープを見失い、さらに深い雪で腰まで埋まってしまうことも3回くらいあり、這い上がるようにして先に進み、傾斜が緩やかになって左方向に行けば弁天沼の方向なのでそのまま左に進むと小さな赤テープを発見。ルートに戻りましたがやはり膝上ラッセル。やがて弁天沼が薄らとガスの中に見えてきたときはホッとしました。

弁天沼でアイゼンを外し、自分の登ってきたトレースを辿って黙々と来た道を帰りました。帰りの道も所々で踏み抜いたり滑ったりで、ゆっくりのペースでの下りとなりました。

雪と格闘した下りの箇所では写真を撮る余裕はありませんでしたが、途中で、直径30cm位の車輪の様な形の雪の塊があり、ラッセルをしながら何だろうと思いながら下っていると今度は20cm位のものを発見。写真を撮りました。 → 一枚目の写真。

帰って調べてみると、「雪まくり」とのこと。今までに見たことがあるかも知れないのですが気が付かす。

雪まくり
http://matome.naver.jp/odai/2138587447646691501


雪の鶏頂山と釈迦ヶ岳、今シーズンはどの山も例年より雪が少ないとのことですが、トレースがないとやはり大変なことを実感しました。誰にも会わない静かな雪山歩きで、達成感はあったものの、西側ルートがやはり他のルートと比べて登山者が少ない理由を考えてしまいました。

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コメント 8

ロバ

雪まくり初めて知りました。
珍しいですね。
ラッセルしながらも「雪まくり」発見したヴェールさんも、さすがです。
by ロバ (2016-03-12 17:03) 

のんびり夫婦の山遊び

ヴェールさん、こんばんわ!
雪の鶏頂山、釈迦ヶ岳、遠望は残念でしたが、ラッセルを強い
られながらも楽しまれたようで、良かったですね。
釈迦ヶ岳は何時も大間々からですが、日塩もみじラインから入る
と時間もかかって大変なようですね。
「雪まくり」、ご覧になられましたか?見てみたいものです。

by のんびり夫婦の山遊び (2016-03-12 18:58) 

ヴェール

ロバさん
「雪まくり」、ガスが懸るやや暗い天候だったので、写真はよく撮れません
でしたが、綺麗な円板状で断面の渦巻き模様も見えていました。
また、転がった斜面にははっきりと一筋の縦溝がありましたね。
ロールケーキの大型のようなものも見てみたいです。

のんびり夫婦の山遊びさん
釈迦ヶ岳の下あたりまで天気が良かったので、雪で苦戦したとはいえ
青空と雪山歩きを楽しみました。
天気がよく、膝下程度のラッセルでしたら、トーレースがない道の方が
気分よく感じられますね。
釈迦ヶ岳へは、通常はこのコースの方が大間々台からよりコースタイム
は短いのですが、雪で歩きにくかったため長時間になりました。
「雪まくり」、上掲のサイトにある写真のようなものを見てみたいですね。
花の季節が近づきましたね~。
by ヴェール (2016-03-13 08:02) 

nousagi

ラッセルしながらの登りは
数回しか経験ありませんが
もう二度と嫌と思うほど大変ですね。(^^;)
めげずに、釈迦が岳まで行かれて・・・
私なら省略します。
お疲れ様でした。
by nousagi (2016-03-14 22:29) 

mimimomo

こんにちは^^
登る人が少ないルートでしょうかしらね。ラッセルは体力が要りますから大変だったでしょ^^ でも楽しまれた?
今年は雪山には縁がありませんでしたが、今回の旅行では凍ったところをかなりの距離歩きました。これもまたしんどかったです。
by mimimomo (2016-03-15 10:03) 

ヴェール

nousagiさん
ラッセルも膝下くらいだとまだいいですが、膝上以上になると大変ですね。
鶏頂山を下り、ここまで来たのだから頑張ってみようという気になりました。
時間がかかりラッセルもしましたが、ゆったり歩いたのが良かったですね。

mimimomoさん
こんばんは。
その前の週に中倉山に行ったのがトレーニングになっていたのか、大変でしたが
思ったほど疲労感はありませんでした。
昨日の雨で雪が降ったところも多く、また雪山登山ができそうですね。
>凍ったところをかなりの距離歩きました。
どちらに行かれたのでしょうか。レポ楽しみにしています。

by ヴェール (2016-03-15 22:36) 

Jetstream

果敢にチャレンジ、ラッセルご苦労様でした。 以前懲りたことがありましが、最近も一度ありました、もう私はこりごりです。 (笑)
高原山行ってみたいですが、秋ぐらいにしたいです。!(^^)!
by Jetstream (2016-03-26 21:59) 

ヴェール

Jetstreamさん
3年前の2月の前白根山のラッセルではへとへとになりうんざりでしたが、
今回はゆっくりのペースのせいか少し余裕がありました。
雪が深いことが想定されるときはワカンを持って行くべきですね。
高原山は、アカヤシオ、シロヤシオの季節がいいようですね。
私もその季節にはまだ行ったことがないので、今年は行きたいと思っています。
by ヴェール (2016-03-28 20:28) 

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